良い物を、手入れと工夫をしながら長く愛する事は、失いたくない大切な日本の文化です。
しかし、洗えない事がネックになる事も多い着物事情、絹は魅力的ですがとてもデリケートです。
そこで、皆さん様々な程度で「嘘つき」を活用されていると思います。
楽したいポイントや譲れないポイントによって、嘘のレベルは様々ですが、要するに基本を押さえ、仕上がった着姿で人に気づかれなければ良いのです。
- 洗えない絹を、いかに汚さないか。
- 洗える可能性のある絹を、いかに安全に洗うか。
- 使う小物を、いかに少く、いかに軽量化し、いかに簡単に着装するか。
- 温度調整などの快適性を、いかに実現するか。
といった事に重きを置いて「嘘つき」を実行しているので、結果的に楽じゃなかったり不経済だったら、嘘をつく意味が無いと思っています。
市販されている嘘つき商品には、個人的にはいろいろ突っ込みたくなる事も多々あります。
なので、自力で上手に「つきたい嘘をつきたいようにつく」ヒントを、微力ながら「くらしかる」でもご覧いただけたらと思っています。

コメント